忙しいお兄ちゃん

小学六年  西村 彗

 

 ぼくのお兄ちゃんは高校生

今年から高校生

忙しいお兄ちゃん

朝起きたらもういない

夜もあまり帰ってこない

いっつも八時すぎに帰ってくる

 

お兄ちゃんに遊ぼっと言っても

「つかれてるから」

と言われる

 

お兄ちゃんの部屋の電気がついている

見に行くともうねてる

朝起きたらもういない

がんばれ お兄ちゃん

がんばれ お兄ちゃん

 

 

 

(子どもの詩『サイロ』No.773 5月号より)

 

 

はじめてのがっこう

小学一年  おおひら めい

 

 たのしみだな がっこう

どきどきするな がっこう

やっとはじまる

しっかりしなきゃ

きょうしつは

おもったよりちいさいな

かえるとき

にっこりわらったかおみたいな

くもがあったよ

 

 

 

  

(子どもの詩『サイロ』No.773 5月号より)

 

口の中のがっしょう

小学三年  あし谷 和花

 

 

 なっとうごはんを食べた

からし入りを食べたら

口の中が

ちょっとからかった

口の中で

がっしょうだ

 

 (子どもの詩『サイロ』No.773 5月号より)