じしんがこわすぎた

小学二年 出南 あんり

 おふろからあがったら

しんど4のじしんがきたよ

ふくもきないで

テーブルの下にかくれたよ

ねるじゅんびをするときは

じしんのことで

あたまがぱんぱんで

むこうにはいけなかったよ

こわすぎて

いつも2かいでねるけど

かいだんをのぼるきになれなくて

1かいでねたよ

 

(子どもの詩『サイロ』No.762 6月号より)

 

 

自分の中での世界記録

小学六年 太田 壮

  

 すんだ水のように晴れた空

一人バッターボックスに入る

体が重い岩のようにかたまる

力をためて打った

カッキーン!

クリーンヒット!

ボールが

太陽を貫通しそうなぐらい

飛んでいった

 

(子どもの詩『サイロ』No.762 6月号より)

 

『だって…』・口頭詩

幼稚園 男児

 

帰りのしたくが遅い男の子に、声をかけようとすると

 

男児「こっちこないで!先生 大嫌い。」

 

泣いてしまう

 

実習生「どうして先生のこと嫌いなの?

先生何かしたかな?」

 

男児「だって先生、すぐいなくなっちゃうんだもん。

だからキライ!」

 

実習生との別れがつらかったようです

 

 

(郡山女子大学短期大学部・幼児教育学科の学生が聞き取った言葉)