『ゆき』(口頭詩)

保育園 こあら組 渡邉 李津

 

ゆきはしろいね

あおいゆきがふってきたらどうしよう

ティラノになっちゃう

あかいゆきがふってきたらどうしよう

あちちになっちゃう

きいろのゆきがふってきたらどうしよう

バナナになっちゃう

むらさきのゆきがふってきたらどうしよう

むらさきのおはなになっちゃう

 

やっぱり

しろいゆきがいいね

 

 

(口頭詩・幼児の話す詩的な言葉を、大人が聞いて書き取ったもの)

『よわむし』(口頭詩)

幼稚園 年中  芳賀 匡基

ぼくはしょうらいよわむしになりたい

よわむしのほうがかわいいから

赤ちゃんみたい

赤ちゃんはなにもしなくてもかわいいでしょ

だからぼくはよわむしになりたい

しょうらいよわむしになる

よわむしだとね

誕生日のときにね

よわむしちゃんとか

言われるかもなんだよ

それでもね好きなんだよ

よわいものいじめは

ほんとにだめだよね

それでもよわむしのほうがね

いいの

いろんな得意がある

よわむしになりたい

 

(口頭詩・幼児の話す詩的な言葉を、大人が聞いて書き取ったもの)

 

 

おいしそうな太よう

小学二年  横山 琥汰朗

 

 

四時間目おなかが

ぐう~となった

 

おなかがへった

太ようが

トマトに見える

太ようが

玉ごのきみに見える

 

ぐう~

早くきゅう食に

ならないかなあ

 

 

 

 

(子どもの詩『サイロ』No.783 3月号より )