小学四年 宗形 衣織莉
ちょんまげ姿の大きな体
強さを表すおびの色
しこをふむ力士。
「よいしょー。よいしょー。」
見ているみんなで声をかける。
土ひょうにまく塩が
まるで雪のよう。
「はっきよいのこった。」
行司の声が館内にひびく。
「バチン。」
体と体がぶつかりあう。
力士たちは砂だらけ
ちょんまげくずれ、まわしもとれそう。
でも、勝負する力士、
カッコイイ。
●
小学二年 平出 悠真
ぼくは
てん校生
学校のことは
あまりしらない
てん校するときは
さびしかったけれど
あたらしいともだちは
たくさんできた
でもきんちょうする
はじめて行く学校だから
でも、らい年は
なれるはず
もしぼくのクラスに
てん校生がきたら
やさしくして
あげたいな
小学六年 芳賀 菫
ゆっくり黒板をけす
すると粉がまった
ゆっくり砂時計の粉
つめられたのが
解放され
あちこちに
スローな時間を降らしている
都市のように
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