さくらの一生

小学三年 片寄 耕輔

 

 帰り道一人で歩いてたら

さくらの花びらが落ちてきた

 

道のアスファルトに花びらが落ちた

木の枝に

「さようなら」

と言いながら落ちてきた

もう会えないとかなしんで

花びらがひらひらと落ちてきた

 

やがて春の終わりに

友だちの花びらも落ちてきた

 

夏秋冬がすぎまた一つ年下の

さくらがさいている

 

木の枝に

「こんにちは」

と言いながらさいている

 

何十年 何百年 何千年をくりかえし

今もさくらがさいている

 

(郡山市教育委員会発行『ぼくらのひろば』第五十三号より)

 

起き上がり小ぼうし

小学四年 高橋 駿

 

 小さな小さな

起き上がり小ぼうしが

何度も何度も

くじけずに

転んでも起きあがる

転んだままのときはない

 

何度も何度も

くじけずに

ぼくも

起き上がり小ぼうしのような

人になりたい

 

なくしたいもの なくしたくないもの

小学三年 佐藤 慈貴

 

 いのち

家族

友だち

食べもの

世界

地球

広い心

 

どれもぼくが なくしたくないもの

どれもぼくが まもりたいもの

 

悪いウイルス

地しんとカミナリ

悪いことをする人たち

いじめで人をキズつけること

せんそうで人をころすこと

みんなの地球をよごすこと

どれもぼくが なくしたいもの

どれもぼくが イヤなもの

 

なくせる人に ぼくはなりたい

 

(郡山市教育委員会発行『ぼくらのひろば』第五十四号より)

 


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