きせつのいろ(口頭詩)

年少   堀 よつば

 

 

はるはみどり

はるのみどりは

げんきなはっぱのいろだよ

 

つゆはみずいろ

あめつぶのいろ

 

なつはきいろかな

ギラギラまぶしい

たいようのいろ

 

あきはオレンジ

カサカサのかれはのいろ

 

ふゆはね、あお

そらがうつる

スケートリンクのいろ

 

 

 (お母さんより)

 

ぼくしってるよ

小学一年  こだま はるき

 

ぼくしってるよ

おかあさんが

よるそばにいてくれてるって

よるおきたら

いないとおもって

さがしたよ

まっくらだったから

手をのばしたら

あったかかったよ

おかあさんのせなかに

手がとどいたよ

よこにいてくれて

よかった

ぼくしってるよ

いるとあんしんするんだ

ぼくのおかあさん

 

  

(子どもの詩『サイロ』No.769 1月号より)

 

ドンドンドコドコ

小学五年  石山 輝徒

 

 

駒太鼓を体験した

叩くと

体の中心に

ドンドン

ドコドコ

しびれるようにひびいてくる

一音一音から一生けん命な

気持ちを感じる

そこには

初めてとは思えないほどの

がんばるみんなと

自分がいた

 

 

 (子どもの詩『サイロ』No.769 1月号より)