青い窓ことはじめ · 20日 3月 2023
 昭和三十四年の九月号の本誌に「石のことば」と表題のついた見開きのページがあって、 特別のレイアウトによる次の文が載っている。 ―石はことばをもっているのです。それは、こころの声のこだまなのです。 だから数かぎりない石の中から一つをひろいあげたとき、もうその小石は 二つとない石になっているのです。そして、みつめる私に文字よりも確かな、...